JINの平和演習ノート

世界平和のこと、政治のこと、経済のこと、何か少しでも世の役に立ちたくて綴ります。翻訳者を目指していますので、ニュースの翻訳も交えます。

英軍イラク一部撤収

英国軍は日本の自衛隊と同じイラク南部に展開しているところですが、ブレア首相が"プードル"と揶揄されるなど国内での軍派遣に対する逆風は辛いものとなってきています。そんな中、意図はよくわかりませんがリード国防相から撤退を示唆する内容の発言があり、英国で報じられています。実施されれば自衛隊はさらに駐留が危険なものとなることが予想され、「素早い撤退を」という声と「無責任に(復興せぬまま)撤退するのか」という板挟みはさらに苦しくなるでしょう。
以下に翻訳して掲載します。

【2006年2月8日付けGuardian記事】

英国軍、暴動終息せぬままイラクから撤退 - リード国防相語る
(UK troops will leave Iraq before insurgency ends, says Reid)

by Richard Norton-Taylor, Guardian

英国軍は暴動の終息を待たずにイラクから一部撤退し、来年までには「かなり数を少なくする」とジョン・リード国防相は昨夜語った。

「われわれの目的は英国そっくりの国を作ることではない」。ロンドンにある外国報道協会へのスピーチの中でリード国防相はこのように述べた。イラクがどのような国となるか、英国が決めるためでもないとした。「われわれの目的は、彼らが望む国を作れるようにイラク人にツールを与えることだ」

国防相はさらに、駐留する8,500人の英国軍を削減した場合のイラクの今後について、人々の認識に誤解があると述べた。「我々の最重要責務は…イラク政府に対してわき起こる反乱を制圧することではない。イラク人が、自ら制圧する能力を持つようにすることだ」

国防相はまた次のように発言。「イラクの一部で大部分の兵士が攻撃に参加しようとせず、つねに消極的にいやいや従うだけであるのが問題。イラク人が完全に国家をコントロールする時点が攻撃がやむ時点とはならないだろう。わが国が撤退する日が新生イラク誕生への最終ステップというわけではない。撤退は、最初のステップになる」

リード氏の談話は、この夏のイラク駐留英国軍兵士削減が取りざたされる中で出てきたもの。リード氏は兵士削減の条件を「英国がイラク政府および治安部隊に引き継ぎできる状況で」としている。

その状況を達成するためには、「管理可能なレベルの脅威」であり、イラク治安部隊が「もっと」脅威に対応することができて、「地方の部隊に対して必要に応じ治安部隊が支援可能」と英国がお墨付きを与えられることが必要であるという。

テーマ:中東問題 - ジャンル:政治・経済

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