JINの平和演習ノート

世界平和のこと、政治のこと、経済のこと、何か少しでも世の役に立ちたくて綴ります。翻訳者を目指していますので、ニュースの翻訳も交えます。

エジプト原発計画

 エジプトが原子力による開発を久しぶりに「解禁」するということですが、それにまつわるアルジャジーラの記事を練習がてら以下に翻訳掲載します。一応中東のカテゴリに振っていますが、内容で気になるのはいつものアメリカン・ダブルスタンダードですので米国カテゴリでもよかったかもしれないです。

【2006年9月25日付けアルジャジーラ記事】

エジプト、原子力開発計画開始
(Egypt to begin nuclear programme)


 エジプトは20年間凍結してきた原子力開発計画を再始動させると発表した。地中海沿岸に原子力発電所を建設する計画だ。

 日曜日、エネルギー政策担当の政府内最高会議が18年ぶりに開かれ、代替エネルギーの選択肢について議論が交わされた。

 内閣官房マグディ・ラディ氏は、公的報道機関である中東通信社(MENA)に対し、「この会議で、エジプトの電力需要が伸びているという観点から、直ちに原子力による代替策を検討することに決定しました」と語った。

「電力消費の伸びは電力の開発スピードを上回っています。その他の代替エネルギー源が限られたものである一方で、原子力という選択肢は安全性の向上で世界中に広まっています」

大統領も賛成

 エジプト電力大臣ハッサン・ユネス氏が個別に国営アルアハラム紙に語ったところによれば、計画が承認されればエジプトは10年以内に原子力発電所を操業できるという。

 ユネス氏によると、地中海沿岸のアルダバーに1000メガワットの原子力発電所を建設し、これにかかる費用は15〜20億ドルだという。

 エジプト原子力安全保障センターの前議長、アーメド・アルカディ氏は、アルダバーに建設する反応炉で、アスワンハイダム以上の電力が供給できると話している。

 そもそもエジプトの原子力計画は、1986年、当時のソ連国内で発生したチェルノブイリ原発の大事故以来凍結されていた。

 木曜日に開催された与党定期大会の閉会式で、ホスニ・ムバラク大統領は代議員に対しエジプトは原子力開発が不可欠だと強調した。

 「われわれは新しい、再生可能なエネルギー源の恩恵を受けなければならない。それには核エネルギーの平和利用も含まれる」と大統領は述べた。

 ムバラク氏はまた、「エネルギーの未来はわが国の未来を作る中心的な要素である」とも語った。

米国の支持

 米国の駐エジプト大使フランシス・J・リカルドン氏は木曜日、米国はエジプトが核エネルギーを平和利用することに反対しないと述べた。

 大使はエジプトのアルメフワル・テレビで「米国は全世界において一般市民のための核エネルギー平和利用を支援している」と語った。

 一方米国はイランの原子力開発計画に対しては、イランが核兵器を違法に製造しようとしているとして反対している。

テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

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