JINの平和演習ノート

世界平和のこと、政治のこと、経済のこと、何か少しでも世の役に立ちたくて綴ります。翻訳者を目指していますので、ニュースの翻訳も交えます。

ロシアの語られない現実

 プーチニズムという本を読んでいます。ロシア人ジャーナリストによる、ロシアの現実を知らせる渾身のレポートです。

 ブログを流し読みする中で「ロシアはマフィア国家」といった表現にぶつかるとき、「それは本当かな?」と首を傾げたりもしていました。でもこの本を読み、実際そうなのかもしれないという気になってきました。もちろんこの本の真実性は本を読むだけでは明らかではなく、今後も勉強する必要があるのですが、作者のアンナ・ポリコトフスカヤが「例え西側に都合のよい内容であったとしても」このことを訴えたいと書いていて、命を賭してジャーナリズムに取り組んでいる姿勢が伝わり、非常に真実味があります。

 具体的にはロシアの政治、司法、軍などの腐敗、マフィアの温存を記しています。そしてその腐敗はモスクワ周辺だけにとどまらず、最果ての田舎村まで蝕んでいる…そう、日本が国土の実質復帰を願ってやまない北方領土の領域までそうだと言うのです。

 中でも兵士とその母親についてのレポートが心を揺さぶります。ある章では、歯舞諸島に赴任した一兵卒が語られていました。故郷を遠く離れた最果ての地で、「母国のために」緊張関係にある北方領土の海で任務を果たす若き兵士が、ただ上官の腐敗がために意味もなく虐げられ、やがては疲れ果てて死んで行く…。母親には息子の死のみが伝えられ、真実は伝えられないままです。母親の訴えも司法には全く届かないのがロシアだと作者は記します。

 また、ロシアでは「金がすべて」だとも。世界中のどこにもあることかもしれませんが、司法や行政のあらゆるところに賄賂がはびこり、マフィアが見かけ上合法的に企業を買収したり、訴追を逃れたりしていると言うことです。

 先日の日露交渉の中でサハリン州側の一部から「これ以上交渉する必要はない」という意見も出ていたという話を耳にしました。ロシア側にしたらそんなものかと本を読むまでは感じていましたが、この本が真実かもしれないと思うにつけ、本当にそれがサハリン州住民の意見を代表しているのか疑わしく思えてきました。北方四島の住民は日本への帰属を希望しないにしても、腐敗したモスクワのイデオロギーからは解き放たれたいと思っているのではないか…そんな気がするのです。
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アウトソーシングでラクラク社内業務

アウトソーシングとは、従来会社の内部で行っていた業務を外部の企業に外注委託することをいう http://radicchio2.misterblackband.com/

  • 2008/09/04(木) 23:29:00 |
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